屋久島研究講座とは

屋久島は太古の自然環境がそのままの形で今も残されており、1993年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
屋久島は、世界中からの注目を集めており、貴重な研究材料の宝庫なのです。
屋久島環境文化財団では、研究者ネットワークの運用事業の一環として、屋久島をフィールドとしている研究者や屋久島に関する知識を有した識者の方々などを講師として、町民を対象に、屋久島の自然や文化などに関する講演を年に4回開催してます。
ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。

出張 屋久島研究講座

屋久島町内の団体を対象として、屋久島に関する知識や経験を有する研究者や経験者を紹介し、
団体の指定する場所で屋久島に関する内容の講演会などを開催しています。
町内の皆様のご希望の場所で、出張「屋久島研究講座」を受講してみませんか?
ご希望の場合は、団体のご担当者様、以下のボタンからお問合せ下さい。

屋久島環境文化研修公益財団法人 屋久島環境文化財団

屋久島環境文化研修センター

〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343
FAX.0997-49-7015

TEL.0997-46-2900

メールでのお問い合わせ

過去の研究講座

令和4年度第1回屋久島研究講座
〈演題〉「藻類が支える海のにぎわい~屋久島の藻場はなぜ消えたのか」

開催日 令和4年7月8日(金)20:00~21:30
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産技術研究所 主任研究員 島袋 寛盛 氏
開催形式 オンライン配信
対象者 すべて
参加者数 144名
内容

「オンラインアカデミー 屋久島大学」の講座の1つを、第1回屋久島研究講座として開催いたしました。 海藻・藻場のことを中心に解説いただきました。 屋久島・口永良部島で、現在藻場が確認されるのがタイドプールだけであり、藻場がなぜ無くなったのかは解明されていないとのことでした。 現状の把握や減少した要因を解明していくことが、今後の保全につながると講話いただきました。

令和4年度第2回屋久島研究講座
〈演題〉発掘された屋久島 ~安房城~

開催日 令和4年10月20日(木)19:00~20:00
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 屋久島町教育委員会社会教育課 濵岡 尚志 氏
開催形式 対面形式(屋久島環境文化村センター)及びオンライン配信
対象者 すべて
参加者数 38名
内容

令和元年度から令和2年度にかけて屋久島町教育委員会によって発掘調査が行われた安房城跡に関して講座を開催しました。 発掘調査の方法・経緯や、出土した遺物・遺構等についてを写真を用いて解説いただきました。 建造した人物・利用目的等、不明な部分が多いが、戦や貿易の拠点として利用されていたことが推測されるとのことでした。

※アーカイブをご覧になれます。
YouTube:https://youtu.be/57IgyhrSTUg

当日資料.pdf

令和4年度第3・4回屋久島研究講座
〈演題〉第3回「屋久島学ソサエティ設立10周年を振返る」
    第4回「屋久島における健康ウェルネス研究のプレリュード(序章)」

開催日 第3回 令和4年12月3日(土)13:30~17:00
第4回 令和4年12月4日(日)13:30~17:00
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会・屋久島学ソサエティ
後援 屋久島町教育委員会
講師 第3回 屋久島学ソサエティ 会長 湯本 貴和 氏
第4回 屋久島町尾之間診療所院長/東京女子医科大学客員教授 杉下 智彦 氏
開催形式 対面形式(屋久島環境文化村センター)及びオンライン配信
対象者 すべて
参加者数 第3回 110名
第4回 113名
内容

屋久島学ソサエティが開催した「第10回屋久島学ソサエティ大会におけるテーマセッション」を屋久島研究講座として開催しました。
第3回では、屋久島学ソサエティが10年の間に取り組んできた活動を振り返り、今後の活動をどのように行うか講話いただきました。
第4回では、屋久島での医療の現状や今後の展望を様々な視点から講話いただきました。

令和4年度第5回屋久島研究講座
〈演題〉屋久島環境文化財団設立30周年記念イベント ~知床からのメッセージ~

開催日 令和5年1月18日(水)13:00~15:00
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
開催形式 対面形式(屋久島環境文化村センター)
対象者 すべて
参加者数 21名
内容

世界自然遺産に登録されている知床に設立されている知床財団の方が来島し、知床についての講話や、知床財団が作成した映像を放映していただきました。
屋久島と同じく世界自然遺産に登録されている地域の話を聞くことで、屋久島の今後につなげていきたい等、受講された方から好評の声をいただきました。

令和4年度第6回屋久島研究講座
〈演題〉「埋もれていた史実が解き明かす シドッティが残した記録と記憶」

開催日 令和5年1月29日(日)14:00~16:00
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 NPO法人 やくしま未来工房 理事長 古居 智子 氏
開催形式 対面形式(屋久島環境文化村センター)
対象者 すべて
参加者数 30名
内容

屋久島に上陸した宣教師シドッティに関することを講話いただきました。
講話終了後、同時に展示会を開催していたシドッティに関する資料やパネルを用いて、日本に与えた影響等を解説いただきました。

※アーカイブをご覧になれます。
YouTube:https://youtu.be/-jlppfeaN-M

令和4年度第7・8回屋久島研究講座
〈演題〉第7回「屋久島の森から世界の森へ 1.花と送粉者の謎」
    第8回「屋久島の森から世界の森へ 2.果実と種子散布者を求めて」

開催日 第7回 令和5年1月22日(日)20:00~21:30
第8回 令和5年1月28日(土)20:00~21:30
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 日本フードスタディーズカレッジ学長 湯本 貴和 氏
開催形式 オンライン配信
対象者 すべて
参加者数 第7回 87名
第8回 69名
内容

 「オンラインアカデミー 屋久島大学」の講座の1つを、屋久島研究講座として開催しました。
 花粉を運ぶ昆虫や鳥などの「送粉者」及び種子を運ぶ動物の「種子散布者」について、2回に分けて講話いただきました。
 屋久島の植物をはじめ、国外での調査・研究をについて解説いただき、より深い知識を得る機会となりました。

令和4年度第9回屋久島研究講座
〈演題〉「日本をめぐるクジラの生態 屋久島のクジラの暮らしを想う~ストランディン グ研究から分かったこと」

開催日 令和5年2月3日(金)20:00~21:30
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 国立科学博物館 動物研究部 研究主幹 田島 木綿子 氏
開催形式 オンライン配信
対象者 すべて
参加者数 82名
内容

 「オンラインアカデミー 屋久島大学」の講座の1つを、屋久島研究講座として開催しました。
 直近で話題となった大阪湾のクジラのことや、屋久島でのホエールウォッチング等、身近な話題を交え解説していただきました。
 海洋ゴミの話題にも触れられ、環境問題を考えるきかっけともなりました。

令和4年度第10回屋久島研究講座
〈演題〉「屋久島は鳥の島!や串間の鳥の生物地理学 島にいる鳥いない鳥」

開催日 令和5年2月10日(金)20:00~21:30
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 日本野鳥の会 会長 上田 恵介 氏
開催形式 オンライン配信
対象者 すべて
参加者数 70名
内容

 「オンラインアカデミー 屋久島大学」の講座の1つを、屋久島研究講座として開催しました。
 屋久島で1年を過ごす鳥や、季節によって滞在をする渡り鳥の種類や生態を解説していただきました。
 受講された方からは、「身近に何気なく見ていた鳥も今後は注意深く見てみようと思った。」等好評の声をいただきました。

令和4年度第11回屋久島研究講座
〈演題〉「屋久島エコツーリズムの楽しみ方 旅には無限の楽しみが生まれる」

開催日 令和5年2月13日(月)20:00~21:30
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 文教大学国際学部国際観光学科 教授 海津 ゆりえ 氏
開催形式 オンライン配信
対象者 すべて
参加者数 51名
内容

 「オンラインアカデミー 屋久島大学」の講座の1つを、屋久島研究講座として開催しました。
 屋久島でも取り組みが行われているエコツーリズムについて、屋久島以外の地域の事例を用いて解説していただきました。
 今後の屋久島の観光や、観光資源等を考えるきかっけとなりました。

令和4年度第12回屋久島研究講座
〈演題〉世界自然遺産登録30周年検証

開催日 令和5年2月21日(火)13:00~14:00
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 屋久島野外活動総合センター
開催形式 対面形式(屋久島環境文化研修センター)
対象者 すべて
参加者数 5名
内容

 令和4年度屋久島ガイドセミナーの1コマを研究講座として開催しました。
屋久島が世界遺産に登録されてから30年の間に起った出来事や、観光客数の推移等を解説していただきました。
30年の間のガイド業の流れについても発表していただき、今後ガイドを目指す方の参考にもなりました。

令和4年度第13回屋久島研究講座
〈演題〉『屋久島の海の命を支える生きものたち 水辺に広がるゴカイの多様な世界』

開催日 令和5年2月27日(月)20:00~21:30
主催 公益財団法人屋久島環境文化財団
共催 屋久島町・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島観光協会
後援 屋久島町教育委員会
講師 NPO法人くすの木自然館 代表理事 浜本 麦 氏
岩手医科大学教養教育センター生物学科博士研究員 菅 孔太朗 氏
開催形式 オンライン配信
対象者 すべて
参加者数 48名
内容

 「オンラインアカデミー 屋久島大学」の講座の1つを、屋久島研究講座として開催しました。
 屋久島の海域に生息しているゴカイについてや、そもそもゴカイとは何かを解説していただきました。
 屋久島での研究はあまり進んでおらず、今回調査したことで、新たな発見が多数見つかったとのことでした。