屋久島研究講座とは

屋久島は太古の自然環境がそのままの形で今も残されており、1993年にはユネスコの世界遺産に登録されました。
屋久島は、世界中からの注目を集めており、貴重な研究材料の宝庫なのです。
屋久島環境文化財団では、研究者ネットワークの運用事業の一環として、屋久島をフィールドとしている研究者や屋久島に関する知識を有した識者の方々などを講師として、町民を対象に、屋久島の自然や文化などに関する講演を年に4回開催してます。
ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。

出張 屋久島研究講座

屋久島町内の団体を対象として、屋久島に関する知識や経験を有する研究者や経験者を紹介し、
団体の指定する場所で屋久島に関する内容の講演会などを開催しています。
町内の皆様のご希望の場所で、出張「屋久島研究講座」を受講してみませんか?
ご希望の場合は、団体のご担当者様、以下のボタンからお問合せ下さい。

屋久島環境文化研修公益財団法人 屋久島環境文化財団

屋久島環境文化研修センター

〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2739-343
FAX.0997-49-7015

TEL.0997-46-2900

メールでのお問い合わせ

過去の研究講座

主催:屋久島環境文化財団
共催:屋久島町・屋久島町教育委員会・屋久島町エコツーリズム推進協議会・屋久島学ソサエティ・屋久島観光協会

令和3度第1回屋久島研究講座
〈演題〉「魚たちのさまざまな暮らしとその不思議」

開催日 令和3年8月27日(金)19:00~20:40
講師 広島大学大学院統合生命科学研究科 教授 坂井陽一
対象者 すべて
参加者数 66名(内受講証明書発行41名)
内容

広島大学 水圏資源生物学研究室では、1970年から現在まで50年間に亘り口永良部島の海で魚類の生態調査研究を行っています。島の皆様にお世話になりながら、たくさんの学生が潜水調査を進め、魚たちの面白い現象を明らかにしてきました。前回の屋久島研究講座(2010年6月)では採餌行動を中心とした研究成果を紹介しました。今回は、比較的最近の研究、特に魚類の繁殖生態や性転換に関する調査成果、について詳しく紹介します。魚の暮らしの成り立ちと生きざまを知ることで、屋久島町の海をさらに大切に感じるきっかけになればうれしく思います。
※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

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令和3度第2・3回屋久島研究講座
〈演題〉「屋久島憲法100周年記念シンポジウム」

開催日 令和3年11月6日(土)13:30~17:00
令和3年11月7日(日)13:00~16:20
講師 三木 靖氏(鹿児島国際大学名誉教授、2020年度鹿児島県県民表彰受賞)
遠藤日雄氏(元鹿児島大学教授/NPO法人活木活木(いきいき)森林ネットワーク理事長、高知県立林業大学校特別教授)
枚田邦宏氏(鹿児島大学教授)
金 仁周氏(日本工営(株) 開発・運営事業部専門部長)
対象者 すべて
参加者数 第2回 会場77名 YOUTUBE45名
第3回 会場56名 YOUTUBE56名
(内受講証明書 発行2回14名3回9名)
内容

第2回(11/6)
「屋久島憲法100周年――『上屋久町郷土誌』編纂過程から見える屋久島像」
「屋久島憲法と屋久島国有林の経営について」
「離島経済の振興を森林・林業・木材産業の視点から考える」
「入会林野の変遷と今後のあり方」

第3回(11/7)
「屋久島のバイオマス資源利用の可能性」
総合討論②「屋久島憲法100周年――レガシーの継承」
※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

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令和3度第4回屋久島研究講座
〈演題〉「屋久島のスギと佐渡のスギ」

開催日 令和3年11月26日(金)20:00~21:30
講師 Botanical Academy 代表 崎尾 均(新潟大学名誉教授)
対象者 すべて
参加者数 334名(内受講証明書発行14名)
内容

国内でもう一つのスギの聖地、新潟県佐渡島と屋久島のスギを比較しながら、知られざるスギの世界をご紹介。
普段見上げているスギが、実は日本固有の古代樹 屋久島と佐渡、二か所の環境や気候、地質にあわせてそれぞれの進化をとげてきたスギの生態についてわかりやすく解説。
※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

※アーカイブをご覧になれます。
オンラインアカデミー屋久島大学HP

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令和3度第5・6回屋久島研究講座
〈演題〉第5回「琉球弧につらなる世界自然遺産:屋久島、奄美・沖縄」
〈演題〉第6回「日本の世界自然遺産の現状と課題-知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島、奄美・沖縄をむすぶ」

開催日 第5回 令和3年12月4日(土)13:30~17:30
第6回 令和3年12月5日(日)13:30~17:30
講師 第5回
地質・地史:安間了(徳島大学)
植物・植生:相場慎一郎(北海道大学)
爬虫両生類:太田英利(兵庫県立人と自然の博物館)
鳥類:西海功(国立科学博物館)
昆虫:山根正気(元鹿児島大学)
コメンテータ:星野一昭(NPO法人日本国際湿地保全連合)

第6回
総説:吉田正人(筑波大学)
知床:中川元(知床自然大学院大学設立財団)
白神山地:中静透(森林総研)
小笠原:可知直毅(東京都立大学)
屋久島:湯本貴和(京都大学)
奄美・沖縄:小高信彦(森林総研九州支所)
コメンテータ:田中俊徳(九州大学)
奥田直久:(環境省)
対象者 すべて
参加者数 第5回(12/4)現地24名オンライン97名 計121名
第6回(12/5)現地22名オンライン96名 計118名
内容

※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

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令和3度第7回屋久島研究講座
〈演題〉「ヤクシカと屋久島 神秘の森に小さなシカを追いかけて」

開催日 令和4年1月14日(金)20:00~21:30
講師 揚妻 直樹(北海道大学苫小牧研究林 教授)
揚妻芳美
対象者 すべて
参加者数 286名(内受講証明書発行21名)
内容

ヤクシカが小型化した理由、ヤクシカの行動範囲、サルとの関係などヤクシカの生態について、視覚的わかりやすく説明された。
特に小型化した理由について、「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きくなる」というベルクマンの法則には当てはまらない事例があり、むしろ島嶼化によるものと考えられる理由について詳しくお話しいただいた。
※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

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令和3度第8回屋久島研究講座
〈演題〉「屋久島・薩南海域のサンゴ 絶滅危惧種「ハナサンゴモドキ」の繁殖を中心に」

開催日 令和4年1月18日(火)20:00~21:30
講師 出羽尚子(鹿児島市水族館 学芸員)
対象者 すべて
参加者数 223 名(内受講証明書発行11名)
内容

まずおさらい・そもそもサンゴって何?
サンゴには無生物と生物がある
サンゴとサンゴ礁は違う!
造礁サンゴとサンゴ礁の分布。それぞれの北限は?
サンゴから見る種子島/屋久島の特徴は?
ふわふわな姿・ハナサンゴモドキ
ハナサンゴモドキはお母さんのお腹の中で子供を育てるサンゴだ!
ほかのサンゴとの大きな違いがある。それは…
ほかのサンゴが住まないようなところに住む
ハナサンゴモドキそのナゾを解明するために
※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

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オンラインアカデミー屋久島大学HP

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令和3度第9回屋久島研究講座
〈演題〉「屋久島から考える世界遺産のジレンマ」

開催日 令和4年2月15日(火)20:00~21:30
講師 田中俊徳 九州大学アジア・オセアニア研究教育機構 准教授
対象者 すべて
参加者数 277名(内受講証明書発行17名)
内容

世界遺産条約とは? その目的は?
世界遺産の8割が文化遺産、2割が自然遺産
世界遺産がユネスコで最も成功した条約と言われている
世界遺産条約ができたのはなぜ?
国の枠組みを超えた保護
誰がどのように保護管理を担うのか
保護担保措置とは
国立公園の重要性
※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

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令和3度第10回屋久島研究講座
〈演題〉「屋久島はひと月に35日雨が降る 作家・林芙美子『浮雲』の世界」

開催日 令和4年2月25日(金)20:00~21:30
講師 王 智弘 京都精華大学特別研究員
対象者 すべて
参加者数 197名(内受講証明書発行9名)
内容

林芙美子はどのくらい有名な人だったのか?
改めて、林芙美子とはどんな作家だったか
林芙美子は屋久島のどんなところを見たのか?
屋久島の人たちが語った林芙美子評
『浮雲』の中で語られる屋久島
『浮雲』と「屋久島紀行」での雨の表現の違い
一月に三五日雨が降るの表現は林芙美子独自ではない
成瀬巳喜男の『浮雲』(映画)について
小説と映画の違い
<雨>の降り方――他の作品との比較
小説に出てくる<狭さ>と<自由>という言葉から分かるもの
林芙美子の理想郷 自然と人間のたわむれ/植物と土地の関係
※屋久島町エコツーリズム推進協議会登録ガイド更新条件の対象となっています。

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