2025.7.29(火)
屋久島環境文化財団では、
令和7年度第1回企画展示を以下のとおり開催します。
多くの方のご来場をお待ちしています。
1 企画展概要
⑴ 日 時 令和7年8月11日(月)
~9月23日(火) 44日間
⑵ 会 場 屋久島環境文化村センター
交流ホール
⑶ 展示内容 写真展『猿、鹿、屋久島。』
写真家 奥田達哉氏により西部林道で撮影された、サルとシカの交流の稀有な瞬間を多数とらえた写真を多数展示します。
⑷ 入館料 無料
⑸ 初日催事 8月11日(月)14:00~15:00は奥田氏によるギャラリートークを開催します。
2 奥田達哉 プロフィール
1961年大阪府生まれ。京都大学 法学部卒。
ビジネスマン生活を送りながら、40年に亘りライフワークとしてアラスカから熱帯雨林に及ぶ野生動物観察を行う。その中で地球環境の危機を目の当たりにする。「手遅れになる前にこの状況を多くの方に知ってもらいたい」との思いに駆られ、2015年に一念発起し野生動物撮影を本格的に開始。写真を通じ野生動物の素顔を発信する。
【受 賞】
Nature’s Best Photography Asia 2018コンテスト、Wildlife部門Winner受賞。
(受賞作品はワシントンDC スミソニアン国立博物館にて1年間常設展示)
Nature’s Best Photography Asia 2020コンテスト、全7部門総合トップであるGrand Prize受賞。
【写真集】
『絶滅危惧種 東南アジアの霊長類』出版
(2021年 青菁社)
『猿、鹿、屋久島。』出版
(2025年 日本写真企画)
【個 展】
『絶滅危惧種 東南アジアの霊長類』開催
富士フイルムフォトサロン東京(2022年2月)
富士フイルムフォトサロン大阪(2022年2月)
神奈川県立生命の星・地球博物館(2022年11-12月)
大阪市立自然史博物館(2023年3-5月)
『猿、鹿、屋久島。』開催
キヤノンギャラリー銀座(2025年3月)
キヤノンギャラリー大阪(2025年4-5月)
3 開催にあたって
アジア各国で多種類の霊長類撮影に取り組む中で、彼らの表情の豊かさや家族関係の濃密さに引き込まれました。そして私が日本で最も強く魅かれたのは、屋久島の深い森に暮らすヤクシマザルとヤクシカの野生の生態、とりわけサルとシカの間の密接な交流です。
サルが日本で最も高密度で生息し、ガジュマルやアコウの巨木も生い茂る日本最大級の照葉樹林に通いました。屋久島の亜熱帯性照葉樹林は、屋久杉の巨樹や九州最高峰を有する屋久島山岳部に負けない原生自然の魅力にあふれています。
シカの背に乗るサル、シカの毛づくろいをするサル、家族の様にシカに接するサルの赤ん坊など、なかなかヒトが観察できないサルとシカの交流の瞬間を捉えました。日本ではほぼ失われてしまったヒトに飼い慣らされていない稀有な自然を未来に伝えていく一助となる事を願い撮影に取り組みました。奥田達哉
3 お問い合わせ先
公益財団法人屋久島環境文化財団 事業課
TEL:0997-42-2900 / E-mail:zaidan@yakushima.or.jp
カテゴリー:村センター