2016.10.4(火)
屋久島のヒキガエルは巨大です。
15cm以上の個体にしばしば遭遇します。
あまりの大きさにかつては別亜種ヤクシマヒキガエルとされていたほどです。
現在は本土九州、四国、本州にも見られるニホンヒキガエルと同亜種と考えられています。
写真はメスで産卵が近いのため、お腹が膨らんでいます。
と、説明するとちょっとカエルに詳しい方ならビックリします。
ヒキガエルは春先に産卵するからです。
ここ屋久島では9月頃から春まで断続的に繁殖が行われます。
高山では、降雪期の繁殖は行われないため春と秋の2回に分かれて行われます。
今、標高1600mの花之江河では1cmほどのヒキガエルの子どもも見られます。
生態も本州とは大きく異なります。
また、あるとき滝の上でヒキガエルを見ました。
ヒキガエルは池や沼など水の流れのない「止水環境」にしか産卵しません。
なので、このヒキガエルはここまで急な崖を登って来たか、急な沢を下って来たことになります。
機敏ではないヒキガエル、しかし行動(移動)力はあるのかもしれません。
屋久島の止水環境限られます。
その為、海岸すれすれが繁殖場所になることがしばしば見受けられます↓
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=366547920220782&id=212293235646252
オスとメスの見分け方はコチラ↓
https://www.facebook.com/212293235646252/videos/467866093422297/
カテゴリー:スタッフブログ