2016.8.27(土)
丸まった生き物がいます。
この形と言えばダンゴムシですよね!
でも、これはタマヤスデという生き物です。
ダンゴムシは実はエビに近い種類です。
タマヤスデはムカデやヤスデの仲間です。
この体を丸めて、防御するスタイルはアルマジロなど他の分類グループにも見られます。
種を越えたある意味完成された生物のデザインの1つなのかも知れません。
このように全く異なるグループにもかかわらず同じような姿に進化することを収斂進化(しゅうれんしんか)と言います。
東南アジアには丸まるとゴルフボールほどになるタマヤスデの種類もいます。
※3,4枚目の写真はインドネシアにて。
他3枚の写真はヤクスギランドにて。
ダンゴムシとタマヤスデの大きな違いは脚(あし)にあります。
ダンゴムシもタマヤスデも体が複数の節に分かれています。
この節が丸まり、ダンゴ(玉)になるのは両方の種で共通です。
しかし、ダンゴムシは1つの節に1対(2本)の脚、なのに対してタマヤスデは1つの節に2対(4本)の脚がついています。
屋久島以外にもタマヤスデ見られます。
自然の間違い探しして見ませんか?
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