2016.1.20(水)
※写真をクリックすると大きな写真で見ることができます。
嫌われ者のクモですが、生態系の中では大変重要な存在です。
クモは世界で4万種以上が知られていますが、1種を除き全て肉食という特徴的な分類群です。
日本では1500種以上が知られています。
肉食ですが、もっと大きな捕食者から食べられるという存在でもあります。
クモが居なければ、クモが食べるはずだった小さな虫が増えすぎてしまうでしょう。
そして、クモを食べる鳥などの大きな生き物も困ってしまいます。
なので「クモは生態系の中間管理職」と例えられることもあります。
○まず最初は「ヤクシマキムラグモ」です。
屋久島に住む、生きた化石です。
詳しくはこちらの〜インストラクター便り〜 をご覧下さい↓
http://www.yakushima.or.jp/pdf/marurin/marurin_tu181_h27.7.pdf
写真はメスの成体です。
2枚目捕まえられて、死んだふりをしています。
○次は日本一大きなクモ、オオジョロウグモです。
脚を含めた大きさは時に20cmにもなります。
もともと奄美大島より南に住むクモでしたが、最近は屋久島でもみられます。
時に、巣に鳥が捕られ食べられることもあるとか。
寒いこの季節は動作がゆっくりなので、2枚目の写真では女性スタッフが手に取っています。
大きく、びっくりしますが特に害はありません。
メスはこのように大きいですが、オスは小さいです。
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